H様 |
京都府乙訓郡大山崎町 ★2012年1月完成 |
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ゆうこさんから原稿依頼の電話を受けて、「 キタ−! 」という感じでした。いつか自分の家が完成したら、我が家の家づくりストーリーを通信に書くことがあるのかな〜と漠然と思ってはいたのですが、現実にこの日がくることになるなんて。。
中古で購入した我が家はそろそろ築30年・・・。子どもの成長と手狭になった間取り、加えて地盤沈下による家のゆがみを解消するために家の建て替えを検討し始めたのは、2010年の初夏のことです。
自然素材、無垢、木などのキーワードでネット検索をし、ヒットした数ある工務店の一つが「住暮楽」さんでした。
●長男・次男がサッカーをしていたので、普段から玄関周りや廊下が砂だらけ。玄関から風呂へ直行できるのが動線は一番外せない条件
●今まで兄妹3人一緒の勉強部屋(1F居間の隣)、一緒の寝室だったので(2F
)、SHIPなどのスペースで一緒に過ごす時間がもてる間取りにしてほしい(個室は小さく)
●神経質な私(妻)の眠りを確保するために、主寝室は間仕切りで分けられること
●ピアノを置くスペースをとること
●風通しのいい家にしてほしい
7月の住まい教室、OB宅訪問をさせていただき、洋介さんが設計した第1回目のプランを出していただいたのが10月下旬。その後打ち合わせを重ねてあ〜でもない、こ〜でもないと第3案まで作っていただきました。こちらの要望を元に設計してもらっているはずなのに、なんだかしっくり来なくて煮詰まった感・・・決断ができない状態に・・・。2月で長男の高校受験が始まったため、しばらく放置状態になりました。
受験が終わった3月、そろそろ話を進めようかという段になって、3月11日の東日本大震災。。。信じられない光景に、ただただTVを眺めてぼ〜っと途方にくれる毎日。
家を作ってもこんな災害があったら何もなくなってしまう・・・体育館や集会所などで生活する方々もいるのに、自分は家を作っていいのだろうか??思考回路が停まってしまい、またしばらく時間が過ぎていきました。住暮楽さんとのメールのやり取りも3月はほとんどなかったと記憶しています。
4月に入りクラさんから電話をいただきました。設計士を高田さんに替えて、プランをもう一度やり直すとのご提案。長男が高校に入り新しい生活ペースが見えてきたので、ありがたい申し出でした。これまでの要望をベースにもう一度高田さんに組み立て直していただいた結果、床面積少し大きくしたプランが生まれました。その少しの面積UPで、今までネックとなっていた台所の狭さと主寝室のレイアウトをクリアすることができたのです!
そのあとは様々な事情が後押ししてとんとん拍子にことが運び、7月に仮住まいへの転居、8月から着工、9月に上棟の運びとなりました。そしていよいよ1月に待望の家が完成です!
結婚してから3軒の家に移り住みましたが、いつも元々ある物件(家)に合わせて居住空間を作り生活してきました。家を建てるということは、自分の生活に合わせた居住空間を0から作っていく必要があります。空間(設計)を決めてからも素材や仕様、設備などなど決めないといけないことは山積みでした。
そんな細部までこだわらないわ、と言っていたもののいざその場面になると貪欲にこだわりがでてきたりします。住暮楽さんは、決めないといけない課題を小出しにしてくださったので助かりました。早い段階で一気に決めるとなると負担が大きく完成をイメージできないのですが、時期を少しずつずらしてもらえたので現場を見ながら検討したり、見学会を参考に熟考することができ助かりました。
6月にご自宅を新築された洋介さんの話も参考になりました。仕様や設備を決める際に悩んだ時は洋介さんの使用実感を聞かせていただき、アドバイスいただいたことがありがたかったです。お勧めの設備や便利な仕様ばかりでなく、使っていて不便と思った点やこうすればよかったというような生の声がとても参考になりました。
家を建てるのはホント大変!でもこの大きな試練を乗り越えることができたのは、住暮楽さんのお陰です。ありがとうございました。
どんな時も住暮楽さんのホームページとブログが心の支えになりました。震災後テンションが下がっていた時もブログはずっと拝見していたので、いつも『つながり』を感じることができました。これからもブログの更新を楽しみにしています?
住暮楽さんにたくさんの感謝をこめて・・・
(すみくらつうしん 2012年1月号より、転載)