Ｙ様 |
京都市右京区 ★2016年5月完成 |
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現在住んでいる公営住宅をそろそろ出ようと考え始めたのは、年々上がる家賃と、息子の小学校入学のため学区を定めておきたかった事、 夫の父が長年一人暮らしをしているのでできれば近くに住みたいと思ったからでした。とりあえず近くの不動産屋さんに行ってみよう、と思い動き始めたのが２０１５年の１月でした。 「家や土地を沢山見て勉強してください。」と不動産屋さんに言っていただき、建売住宅を見せてもらうこと三十数件・・・。 なかなか首を縦に振らない私たちに紹介してくださったのが、現在家が建っている土地です。「土地から購入して家を建ててはどうですか？」と、 父の家が近いこともあり薦めて下さったのですが、前道が狭いのと、北側がＪＲの高架なので音がうるさいのでは、ということでその時はすぐにお断りしました。 そんな中、今まで見てきた建売住宅の中でやっと購入してもいいかな、という物件に出会いました。家探しにやや疲れ気味だった私たちはすぐにその物件に決めてしまい、 一週間後には契約となりました。
家が決まりかけホッとしていたところへ、息子と同じ保育園のＮさんがお迎えの時に、「今日よかったら家に来ない？」と声を掛けてくれました。 軽い気持ちでなんとなくお邪魔したＮさん家が、大きなターニングポイントになるとは、その時思いもしませんでした。 Ｎさんの家は住暮楽で二番目にマンションリノベーションをされた家です。マンションの外廊下ですでに、木のいい香りがしていました。そして中に入った瞬間、目を奪われました。 美しい木の造り、今まで見たこともない間取り、そして空気の気持ち良いこと！まさに一目惚れの家でした。 明後日に契約が控えて入るにも関わらず、Ｎさんにどこでリノベーションしたのか思わず聞いてしまいました。Ｎさんは快く住暮楽の事を教えてくれました。 帰宅してからもＮさんの家が忘れられませんでしたが、もう家も決まりかけているし諦めるしかないな・・・と思いました。
ところが翌日のこと。契約のことを知った身内から反対の電話が・・・。 身内に反対されてまでも購入する気にはなれず、契約をキャンセルすることに決めました。契約当日のことでした。 それからすぐに住暮楽へ資料請求し、７月末に西賀茂のリノベーションの家の見学会に行きました。その日は暑い日でしたが、家の中は爽やかで、 風が入って心地よかったのを覚えています。洋介さんがすぐに話を聞いて下さいました。驚いたのは、それまで全く家のことに関心がなかった夫が、 洋介さんの話に引き込まれていったこと。更には一度断った例の土地の話をすると、今日見に行きます、と言って下さり、 話の急展開にびっくり。Ｎさんの紹介ということもあって、すぐに設計図を描いて下さることになり、夢なんじゃないかと思いました。やっと家造りが始まった瞬間でした。
その後洋介さんより、「この広さでこの値段なら買いだと思います。」と言って頂き、土地の購入と住暮楽で建てることを決定しました。デメリットの多い土地でも、 住暮楽にお任せしたらきっといい家ができる！そんな安心感がすでにありました。そして設計が始まってすぐ、住暮楽初の木造ドミノ住宅になります、と洋介さんから言われました。 木造ドミノとは、家の外周部で構造的な耐力を確保しておいて、柱は一、ニ本で済むため、中の間取りの自由がきき、後々の間取り変更が容易であるというのが特徴です。 シンプル＆コンパクトという洋介さんの提案と私達の希望とが、まさにぴったりの家造りが始まりました。初めの設計では二階に間仕切り（壁）も作る予定でしたが、 せっかくのドミノなので、ということで二階は間仕切りなしのワンルームになりました。また予算の都合もあり、壁塗りと外構のＤＩＹもすることになりました。壁塗りは夫が参加しました。 森さんに「今までのお客さんの中で一、二を争うほど上手です」なんて言って頂くほど！見学会の時には外構ＤＩＹもきっと完成しているはずです。 ＤＩＹは家造りの実感がわくので、おすすめですよ。
「住まい教室」にて無知だった私たちに家造りの大切さを教えて下さった社長、見学会でいつも息子と遊んで下さった祐子さん、設計からＤＩＹまで家造りを導いて下さった洋介さん、 産休前までお世話になった清香さん、信頼できる現場監督の森さん、人柄の良さが大工仕事にも表れている野村さん、発注から見積もりまで迅速に進めて下さった上野さん、他、 住暮楽のスタッフの皆さんをはじめ、この家に携わってくださった皆様、住暮楽を紹介して下さったＮさんご一家、快く見学させて下さったＯＢの皆様、本当にありがとうございました。 住暮楽に出会えた事を心から感謝すると共に、沢山の方々とつながりを持てた事にも喜びと幸せを感じます。 また、この「家づくりストーリー」を読んで下さった方や見学会にいらした方に私たちの家が参考になったり、家造りのきっかけとなる橋渡しができたら、 これ以上の嬉しさはありません。木造ドミノ住宅、ぜひご覧下さい！
（すみくらつうしん ２０１６年５月号より、転載）